地元暮らしをちょっぴり楽しくするようなオリジナル情報なら、富津の地域情報サイト「まいぷれ」!
文字サイズ文字を小さくする文字を大きくする

メニュー

富津の地域情報サイト「まいぷれ」

ろけぷれ!

サウンド・オブ・ミュージック ロケ地めぐり 最終章

世界中から訪れる『ドレミの階段』と、名場面“池ポチャ”はここだ!

トラップ大佐の家

カプツィーナベルクという丘にあるカプツィーナ修道院
カプツィーナベルクという丘にあるカプツィーナ修道院
茶柱:トラップ大佐と、彼の恋人の男爵夫人、そして興行師のマックスおじさんが車(メルセデスベンツ500Kカブリオレ)に乗ってトラップ家にくるシーンで流麗な歌声が修道院から響いてくるシーン。
「あれはクロップマン修道院」と大佐は言っていますが、実際はザルツブルグ市内を見下ろせるカプツィーナベルクという丘にあるカプツィーナ修道院というところ。トラップ邸に着く直前木登りするマリアと子供たちが映りますが、あのとき木登りしていたマリアはジュリー・アンドリュースではなく、彼女のスタンドイン、ラリートーマスだった。
堂々たる存在感 レオポルツクローン城(現在はホテルで宿泊可)
堂々たる存在感 レオポルツクローン城(現在はホテルで宿泊可)
茶柱:大佐の家の表外観は、前出のフローンブルク宮殿でしたが、裏はこのレオポルツクローン城。なので、全景は使用されておらず。

映画では前方の池(マリアと子供たちが乗ったボートがひっくり返るシーンで登場する)と、マックス叔父さんやシュレーダー男爵夫人がくつろぐテラス、石像のお馬さんの門が映し出される。世界各国のファンがこの全景を撮りまくるのだが………残念ながら実際の撮影はこの場所ではないのだ。
と、いうのも撮影当時レオポルツクローン城側から撮影許可がおりず、数メートル離れた場所(レオポルツクローン隣の地権者が所有する場所)にテラス、お馬さんの像、門、石廊のレプリカを野外セットとして組んだのだそうだ。

ナカ:どゆこと?

茶柱:つまり!
まずレオポルツクローン城の周辺を頭に入れよう!といっても林ばかり
まずレオポルツクローン城の周辺を頭に入れよう!といっても林ばかり
この石像は映画のとは違うのよ!
この石像は映画のとは違うのよ!
茶柱:池ポチャシーンがあったすぐ上のあたりに、当時野外セットが組まれたわけだ(記録によればベルテルスマンと呼ばれていたそう)。
そして前回紹介した「もうすぐ17才」のパビリオンはさらに星印の左側に設置されていた(撮影後にヘルブルン宮殿に移築された)。
ボートの池ポチャは間違いなくこの池です!
ボートの池ポチャは間違いなくこの池です!
ナカ:すると!??少々ややこしいですが、本編を見ると大佐の家表、大佐の家、大佐の池側!???全部違う場所なんですか?

茶柱:そういうことなんですねえ。これが映画のマジックってやつ!?
まあ、監督さんや、プロデューサーたちのイメージを具現化する為の映画的な方便ってことですねえ!てなわけで、映画のストーリーに戻ります。

ナカ:池ポチャをめぐって口論となる大佐とマリアでしたが、子供たちの歌で心癒された大佐はマリアを許し一気に雪解けムードになる、というわけですね。

茶柱:うむ。そして次なるシーンが男爵夫人を歓迎するマリオネットの登場となります。
ジュリーのヨーデルが冴える「ひとりぼっちの山羊飼い」がよかったねぇ<br>(C)2015 TwentiethCentury Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.<br><br>
ジュリーのヨーデルが冴える「ひとりぼっちの山羊飼い」がよかったねぇ
(C)2015 TwentiethCentury Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

ナカ:それにしても見事な人形操演でしたね。

茶柱:それもそのはず、世界的なパペッターであるビル・ベアード。コラ・ベアード夫妻の作製、指導のもとに完成しました。ここでは操られる人形と操る側のマリアと子供たちがいるのですが、その両方にマークブロウ、ディーディーウッドの振り付け夫妻が楽しい振り付けに創意工夫をこなし、ファンタ~スティックなシーンを作り上げたのです。
その名もずばりザルツブルグマリオネットシアター。その日の演目はなんと!「サウンド・オブ・ミュージック」でした!
その名もずばりザルツブルグマリオネットシアター。その日の演目はなんと!「サウンド・オブ・ミュージック」でした!
ここでちょっとトリビア

人形師ビル・ベアードは、アメリカのパペットの父。マペットムービーの生みの親であるジム・ヘンソン(茶柱の敬愛する作品「ダーク・クリスタル」の監督で、セサミストリートの数多くのマペットキャラクター※カーミット、ミスピギーetcを創作した人。ハリウッドではジョージ・ルーカスをはじめ多くのクリエーターから圧倒的なリスペクトを受けていた※既に故人)が幼少の頃に憧れて人物こそこのビル・ベアードだったという。ちなみのちなみ情報!ヘンソンが幼い頃憧れていたもうひとりの人形師(腹話術師)にエドガーバーゲンという人がいたがこちらはハリウッド女優キャンディス・バーゲンの父である。
茶柱:映画では「ひとりぼっちの山羊飼い」で上述のアメリカのパペッターベアード夫妻が脚光を浴びましたが、実はザルツブルグという場所も人形とは大変縁のある場所なんですわ。いわゆるマリオネットですね。
茶柱:この後、大佐がギターをつま弾きエーデルワイスを歌います。仲良し音楽ファミリーと化したトラップ家の人々を見ながら「わたしもハーモニカを持ってくるんだったわ」とマックス叔父さんにつぶやくエリノア・パーカーが可愛いんだなこれが。そうして次なるシーンはその男爵夫人の歓迎舞踏会。
(C)2015 TwentiethCentury Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.
(C)2015 TwentiethCentury Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.
ナカ:ダンディーなクリストファー・プラマーですね!
茶柱:最初は笛吹いて子供たちに厳しかったね~~ちょっと恐い。頑固だしね~~。

ナカ:あれじゃ子供たちもビビリますよね。

茶柱:そうそう、だけどね====。ちょっぴりだらしない顔になるときもあるのよねえ。やっぱ男なんだよねえ。

ナカ:むむ、どゆこと?
トラップ大佐邸内のホールは、実在するレオポルツクローン城内のバンケットルームを参考に美術監督のボリスレビンが創り上げた。<br>バックに映えるトラップ邸のホールも美しいが、エレノア・パーカーも麗しゅうございます。<br>(C)2015 TwentiethCentury Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.<br>
トラップ大佐邸内のホールは、実在するレオポルツクローン城内のバンケットルームを参考に美術監督のボリスレビンが創り上げた。
バックに映えるトラップ邸のホールも美しいが、エレノア・パーカーも麗しゅうございます。
(C)2015 TwentiethCentury Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.
ナカ:あ、ちょっとにやけてますね。大佐。

茶柱:そりゃあ、こんなセクスィな美女と一緒じゃあちょっとねえ~~~と、思った瞬間。外庭で子供たちがマリアとダンスを踊ってる~~。

ナカ:それを見た大佐はなにげなくマリアに近寄り二人でダンスを踊っていましたね。

茶柱:あのダンス、オーストリアの伝統舞踏で、レントラーというのだ。
子供たちも大佐とマリアのダンスにうっとりしてたよね~<br>(C)2015 TwentiethCentury Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.
子供たちも大佐とマリアのダンスにうっとりしてたよね~
(C)2015 TwentiethCentury Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.
茶柱:ちなみに後ろの生け垣は前出ミラベル庭園の屋外ステージの生け垣が参考にされているのだ。そしてこのシーンのレントラーの楽曲は「ひとりぼっちの山羊飼い」がモチーフになっているのだ!(今度見るとき耳を澄まして聴いてみようね)

ナカ:この時のマリアは美しいですね!というか初々しい~~。

茶柱:ビューチホーですよ、カメラはソフトフォーカスで彼女を捉える。そしていい雰囲気で踊っていたマリアが、「これ以上覚えてませんわ……」するとその場にいた3女のブリギッタがひとこと。「先生、お顔が赤いわ……」だものなあ
3女ブリギッタトリビア。
ブリギッタを演じていたのはアンジェラ・カートライト。この作品の後アメリカはもとより日本でも大ヒットしたTVドラマ「宇宙家族ロビンソン」で一躍アイドルになったんだよなあ。ちなみにお姉さんも女優のヴェロニカ・カートライト。アルフレッド・ヒッチコック監督の「鳥」ではロッド・テイラーの妹役(鳥の集団にいじめ抜かれる)、そして「エイリアン」では2等航海士ランバート役が印象深い(エイリアンにいじめ抜かれ最後は……でしたねえ)。
ナカ:映画はマリアと大佐のダンスの後、子供たちによるおやすみなさいの挨拶が行われんですよね。

茶柱:そうそう、クック~~、クック~~!!ようこそここへ~~クッククック~~

ナカ:先生、それちがいます。だいたいそれわかる人は昭和ど真ん中の人ですから。

茶柱:すまん。「さようならごきげんよう」じゃった。華やかなパーティを締めくくるに相応しいキュートなナンバーです!クック~~。

ナカ:子供たちがひとりづつ、お部屋に消えていきました。

茶柱:最後は一番チビッコのグレーテルを長女のリーズルが軽々と抱きかかえて2階の部屋へ~~。ですが……。結構チビッコのくせにグレーテル重たかったらしいです。

ナカ:あのオチビちゃんが?

茶柱:なんでも撮影当初からお菓子を食べ続けあっという間に重量級のチビッコになったらしい。リーズルを演じたシャーミアン・カーが後日談で「あの子が重くて腕を痛めた」って洩らしてましたね。

ナカ:オーストリアのお菓子が美味しかったんですねきっと。

茶柱:それは言えてるね。この茶柱もまともな食事なんかせず滞在中はお菓子と菓子パンとレッドブル三昧でお腹いっぱいだった。余談でした。

ナカ:では映画に戻ります。

茶柱:この後。マリアは、突然子供たちの前から姿を消します。というのも、大佐に「恋」をしてしまったマリアにウィーンのマダムことシュレーダー男爵夫人が詰めよりマリアは逃げるようにしてトラップ家を去っていくのであった。

ナカ:男爵夫人の静かなるジェラシー炸裂でしたね。

茶柱:それとなくマリアを追い立てるエリノア・パーカーが絶品!とにかくマリアと大佐を見るときの男爵夫人のジェラシー光線が今みても凄まじい。流石3度のアカデミー主演女優賞にノミネートされたアクトレスだ。残念ながら受賞はないのだが……。

ナカ:マリアが去り、映画はここで「Entr'acte」(幕間)となります。

茶柱:インターミッションがあけると、己の恋路に邪魔なマリアをまんまと追い出した男爵夫人が、子供たちとテラスでボール遊びに興じていました。

ナカ:子供たちからは強いボールを当てられたりしてましたよね。※この意地悪ボール遊びのシーンも、しっかりとディーディーウッドの振り付けです。

茶柱:それでも彼女が「楽しいわね!」ってつぶやくシーンが最高!そして子供たちとのダメダメなやりとりを一部始終みていたマックス叔父さんが彼女に「7人の子供の母親になる気持ちは?」みたいな事を言われて「あら、寄宿学校っていうのもあるのよ」とあっさり言ってのける男爵夫人ことエリノア・パーカーがこれまたナイス!見れば見るほど深みがあるんだよねえ、この女優さん。